恥さらし

読み物として読んでください

自称:読書好き

 

 

ついこの間、長い読書スランプから抜け出した。

 

 

小・中学生の頃は本を読むのが大好きだった。小学校でも中学校でも朝に読書の時間が設けられていた。その読書タイムに読む本が欲しいと言って、仕事終わりで疲れている親にTSUTAYAまで連れて行けと駄々をこねた。「TSUTAYAに行きたい」が口癖だったし、今も用事が無いくせによくTSUTAYAに行きたがる。中学生くらいまで本のお金ははいつも親が払ってくれていたので、私は気兼ねすることもなくかなりの頻度で本をねだっていた記憶がある。

「前の本読み終わって明日から読む本ないからTSUTAYA連れて行って」と言ったくせに、本屋から帰ってきてその日のうちに読んでしまうという意味のわからない行動を繰り返していた。母からは「あんたそれ学校で読むって言ったじゃん…もう暫く買わないよ?」とよく怒られた。でも新しい本を買った時のワクワク感は止められない。TSUTAYAから家に着くまでの車の中、早く袋を開けたくて仕方がなかった。車の中で読まなかったのは、車酔いしやすかったから。家に着いたら即行で袋から本を出して1ページ目を開いた。もうここまで来ると止められない。その日のうちにもうその本は「読み終わっちゃった」本になる。

 

小学生の中学年くらいまでは青い鳥文庫の本を読みあさっていた。あれは文字数が少なくて小学生が好きそうな絵柄の挿絵がところどころに撒かれていた。だからかなりの短時間で読んでしまえるのだ。読み終わるのが名残惜しくて、終わりのページが近づくとなんとなく悲しいというか寂しい気持ちになった。

中学年か高学年あたりで青い鳥文庫は徐々に読まなくなっていった。なんとなく背伸びしていた自覚はあった。大人が読んでいる本を読みたくて堪らなくなった。当時は話題の本とかの情報を全く知らなくてどれを読んだらいいのかわからなかったので、タイトルや表紙の絵で気に入ったものを選ぶという買い方をしていた。なんとなく選んでいたが今思えばけっこう内容の軽い、ファンタジー色の強い本ばかりだった気がする。的外れなものでなくて、ちゃんとその頃の自分が読める本を選んでいたんだなあと。青い鳥文庫とは違って文字が小さかった。挿絵もなかった。読んでも読んでもまだ最後のページに辿りつかない、楽しみがなかなか減らない。それがすごく嬉しくて新鮮だった。だから青い鳥文庫を卒業して本を買う頻度は減った。

それでも中学校までは朝の読書タイムがずっとあったし、読み終わる度に新しい本を買ったのでそれまでに買った冊数はわりと多いと思う。読書タイムは朝の15分くらいの短い時間だったけど、読まない日はなかった。毎日触れる機会が与えられていた。 本が常に自分の手元にありそれが当然だと思っていた。本を読むことが好きだった。読書が好きと、趣味は読書ですと、堂々と言えた。それがどうしたものか、高校に入ると全く本を読まなくなる。

 

高校に入ると読書タイムというものは消え失せた。学校から読書をする時間を提供されなくなると、ほとんど読書をしなくなる。それでも今までの「読書好き」の私がしぶとく残っていて、本屋に行くとタイトルや帯の文句に惹かれて本を買った。高校生活でも何冊か買ったが、ほとんどというか全部途中で読むのをやめてしまった。まとまった時間がうまく作れず、長い時間が空くと読む気が失せてしまいそのまま放置。また新しい本を買ってはそれを繰り返した。なんとなく罪悪感があった。けれど私は「読書好き」という肩書きに必死にしがみついて、周りには本を読んでいるように見せかけた。高校で本を読む時間が作れなくなった原因はこれしかない。スマホだ。高校生の私は見事にスマホに依存した。何の利益も得られないのに複数のSNSをいったりきたりして時間を無駄にした。莫大な時間を無駄にした。本を読みたいという自分も僅かながらに残っていたが、スマホに依存した私には勝てなかったのだ。

この状態がつい最近まで続いた。大学に入ってからはスマホ依存も落ち着いていたのだが、高校3年間読書をまともにしていなかったのもあるのか、なかなか読書をする時間を確保するということができなかった。暇な大学生のくせに。大学に入ってからも読みかけの本が増えた。とりあえず春休み中に今読みかけで放置している本に手をつけようと思い読んでみた。どこでエンジンがかかったのかわからないが案外一気に最後まで読み終えた。かなり久々に最後のページをめくるという行為をした。

その本を読む際に共感したりなんとなく自分で感じるものがある箇所に印をつけながら読むようにしたのだが、今現在自分が悩んでいること思っていることにかなり響くものが多かった。「マジか、すげえな」って感動したもん。思うに、本は読むべきタイミングがある気がする。そしてそれは本の側からタイミングを調整してきてくれる。「お前は今これを読むべきなんじゃい」って本から近づいてきてくれる。読めない時期があったり、読まない時期があったりするのはその本を読むベストタイミングじゃないからかもしれない。だから私のスランプにも多分意味がある。って都合よすぎかよいい加減にしろ。

 

でもとりあえず長い長いスランプから脱出成功を果たした。読んでる時間はめちゃめちゃ楽しかった。読んだ後の疑問を自分なりに考察することが楽しかった。やっぱり本読むの好きだわ、読書好きって名乗るにはまだまだだけど。あと、本を読む時はスマホをゴミ箱に捨てたいと思う。スマホはほんと駄目。

 

 

 

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